恵那北中学校の一年生が”地域探求”に来ました

9月の秋晴れのとある日

飯地町、笠置町、中野方町の3つの町の子供たちが通う「恵那北中学校」の1年生の皆さんが、総合学習授業「地域探求」の一環で飯地を訪れました。

まず最初に訪れたのは、地歌舞伎小屋「五毛座」

ここでは2年に1度、小学生から大人まで飯地町の人が演ずる地歌舞伎の公演が開催されます。

最近では、この地域の名士の方々や、移住者の人たちも出演しています。

生徒さん達は、「五毛座・民俗資料館運営委員会」というまちづくり団体の代表であり、名物ガイドのYさんの解説で五毛座の見学をしました。

 

Yさんは、手書きの解説ボードや身振り手振り、時折ジョークをまじえて分かりやすく解説してくれます。

生徒さん達は、真剣なまなざしで耳を傾け、熱心にメモを取っていました。(ジョークはあまり通じていなかったかな)

五毛座見学では、なかなか見ることのできない地下の楽屋や、舞台裏、そして花道を歩くこともでき、楽しそうな歓声があがっていました。また、二階席は、昔ながらの斜め前下がりになった床が残っていて、慣れない斜めの床を珍しそうに歩いていました。

見学のハイライト?!はYさんによる「つけ」の実演。つけとは、歌舞伎の演技を盛り上げたり、動きを補足するために、拍子木を板に打ち付ける技術です。演目の内容を熟知して、役者さんの動きと息を合わせる重要な技術です。

五毛座の見学の後、一行は、「ふるさと民俗資料館」へ

民俗資料館の建物は、旧飯地町役場です。昭和レトロなタイル張りが特徴です。

ここでも、Yさんの解説で、飯地町内の各家々から提供された昔の農具や養蚕の道具、食器や籠などの生活民具などが数多く展示されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数多くならぶ、昔の農具や食器などを見学し、稲わらで縄をなう機械や、福原尾の大花火の筒、養蚕の道具や鳥かごなど昔の暮らしの知恵を見学しました。参加していた生徒さんの一人は、「なんでも便利なものがある現代と違って、知恵や工夫を凝らして生活に必要な道具を作っていて昔の人はすごいな」と話していました。

見学の途中にちょっとしたサプライズが。。

「見て!あそこあそこ!」先生や生徒さんの声。指さす方を見てみると。。

 

なんと、五毛座の真ん前の土手に、天然記念物のニホンカモシカが!北中の皆さんを歓迎に来てくれていました。

こんな風に飯地では日中でも運がいいと?!カモシカ君など野生動物に会えることもありますよ。

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