【暮らし情報】椿の葉っぱでわらびのあく抜き

 
先日、わらびを分けていただきました。
その時「うちはわらびのアク抜きは薮椿の葉っぱでやっとる」と教えてくださいました。
飯地は大きなヤブツバキがたくさん生えています。この葉っぱがアク抜きに使えるなんて、さすが暮らしの知恵!!
簡単ということだったので、早速挑戦。
ヤブツバキの葉をちょっと採らせていただき、

 

 

  ワラビの穂先と足下の固い部分を切り、たらいに平たく並べます。
その上に椿の葉っぱを二重ねほど並べます。
その上から熱湯をじょじょーーっと注ぎ入れます。
わらびが浮かんでこない程度に軽く重しをして、そのまま一晩置いておきます。
翌日にはきちんとアクが抜けていました。
身近にあるもの同士でおいしい物ができる。この土地ならではの知恵ですね。
ワラビのアク抜きについて、良く知られているのは、炭酸(重曹)を使うものでしょうか。お湯を沸かして重曹をふり入れ、そこにワラビを一晩漬けておくんですよね。ところがこれは重曹の量が多すぎるとワラビがとろとろに溶けてしまうこともあるそう。
飯地では木灰(木を燃やした灰)を使う人も多いそうです。木灰をワラビにふりかけ、上から熱湯をじゃーーっとかけ、そのまま一晩置いておくのだそうです。ただ、最近は木だけでなく、プラスチックなども一緒に燃やしてしまう人が多いため上質の木灰が手に入らなくなったみたいです。実は割り箸にも防腐剤が入っているので、上質の木灰を作っている人は、割り箸は入れずに燃やすんだそうです。
日々勉強になります。。
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