地歌舞伎を未来の子供たちに残そう

 飯地の地歌舞伎の歴史は、古くは江戸時代後期に神社境内で行われていた狂言芝居にさかのぼります。昭和30年頃に飯地歌舞伎保存会が結成されました。

当時は振付師の故松本団升氏の指導を受け、現在は松本団女氏の指導により、飯地町の伝統芸能が受け継がれています。

 飯地の地歌舞伎は、かつては毎年4月の太田神社の祭典の余興として毎年公演されていました。昭和47年に行われた、岐阜県教育委員会の調査では、杉之沢・南・西山・沢尻・五明・福原尾に農村舞台があったと報告されているように、江戸時代よりそれぞれの地域で、奉納芝居が盛んに上演されていました。
 西山の舞台は大正8年に改築され、また、嘉永年間に建築された沢尻の舞台は昭和12年に改修されたというから、昭和中期までは各地域で盛んであったようです。 

現在地歌舞伎の上演は隔年毎に行われています。舞台となる五毛座は、昭和26年に飯地公民館として建設され、昭和59年に新しい公民館が建設されたのを機に、芝居小屋として生まれ変わりました。そして平成7年に五毛座に改名。平成15年には大改修が行われ、両花道や2階席のある貴重な歌舞伎小屋となり、保存会も「飯地五毛座歌舞伎保存会」と改名されました。

【定期公演について】

場所  :芝居小屋「五毛座」(岐阜県恵那市飯地町185-1)
アクセス:電車&バス JR恵那駅より東農鉄道バス中野方方面「河合」下車 「いいじ里山バス」に乗り換えて五毛座前下車
     自動車   中央自動車道 恵那I.C.より八百津方面へ約30分
問合わせ:飯地振興事務所 0573-22-3001
上演予定:隔年4月上旬に上演予定・・・2018年、2020年、2022年、2024年、2026年

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